下地処理の重要性
コーティングするにあたり作業の半分以上の時間を費やす下地処理(研磨)。
「コーティングをすれば綺麗になりますか?」という質問は多く受けますが、市販の簡易的なコーティング剤を塗るだけでも現状よりは艶が出ます。
しかし、ボディ上には多くの汚れが付着しています。雨染み、花粉、水垢、洗車傷、紫外線、鉄粉、水に含まれる不純物によるダメージなどなど。あげればキリがありません。
洗車や下地処理(磨き)で、できる限りボディのダメージを除去することで最高級の艶が生まれコーティング剤の性能をを最大限に引き出します。
よくコーティングのお店で磨き〇〇円のようなチラシや広告を目にしますが磨けば良いというものではありません。
メーカー、車種、カラー、年式、保管環境や使用頻度によって塗装の状態は違います。
メーカーによって塗装のクスミやボケ感、塗装の硬さ、ボディカラーによって使う機械、コンパウンド(研磨剤)の組み合わせは無数にあります。
新車納車時、コーティング後、板金塗装後が1番良い状態。そうであって欲しいのが本音ですが実際はそうでもありません。新車のお車を研磨するのも意味があり、ボケ感を取り除きよりクリアに仕上げることで新車以上の輝きを与えます。
経験豊富な安心してお任せできるコーティング屋や板金塗装屋なら良いのですが、経験や知識の少ない方が磨いた塗装には磨き傷(オーロラ傷)が残りますし逆にツヤを無くしてしまします。
お店側もお客様側も磨き傷に気づいていない事が殆どで磨き傷を残した状態でお客様に納車してしまうお店は少なくはありません。
傷が見えない(照明設備等がない)お店や知識や経験の少ないお店での施工後のお車を何度も見てきましたし、手直しも相当な台数してきました。
当店では、ただ何となく磨くのではなくお車1台1台にあった下地処理をして行きます。
磨けば磨くだけ膜圧は減っていくので塗装には最小限のダメージで最高レベルの仕上がりを目指します。
適切な下地処理後にコーティングをすることで、コーティング剤の定着、艶感、コーティングの効果を最大限に引き出します。
下地処理については定期的に施工事例の写真を交えながら説明やどう変化するのかなど出来ればと思っております。
下地処理前
下地処理後
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