2層、3層を採用する理由

当店は複数のコーティングコースがございますが、全コース2層以上を採用しております。

しかし全コース同じコーティング剤を2層(2度塗り)するコースはございません。

もちろんご依頼があれば対応も可能になりますが、ベースとしては同じコーティング剤の重ね塗りはしておりません。


1層よりも2層の方が艶が出る。

2層の方が1層よりも効果が倍増する。

ものによってはその様な効果を期待できるコーティング剤もありますが、2層、3層を採用する意味を今回説明させていただければと思います。


まずは当店の最上位コースであるプロプレミアムコース。

こちらは硬化系セラミックコーティングを含む3層となっております。

1層目、2層目に硬化系のコーティング剤を使用しており、

1層目には、イメージとしてクリア塗装を厚くするイメージになります。

硬化する被膜によって膜厚のある艶感の向上、そして2層目のコーティング剤の定着の向上、研磨によって削られた被膜の補助、保護の効果がございます。


2層目には、1層目とは違う硬化系のセラミックコーティング剤を使用しております。

艶感の向上や撥水性能、防汚性能に優れた被膜の形成によってオリジナルの塗装や1層目の被膜を保護します。


3層目に非硬化のコーティング剤を使用しております。

こちらのコーティング剤は全コースのトップコートとして使用しており、艶、撥水、防汚性能を兼ね備えており、効果としてはすごく高く、除去しやすい、落としやすいコーティング剤でもあります。

「除去しやすい」はあまりいいコーティングではないのではないか?

そう思われやすいですが、簡単に落とせることでメンテナンスの際に汚れた被膜を綺麗な被膜に入れ替えやすくなっております。

コーティングのメンテナンスとしてお渡ししているメンテナンスリキッドも落としやすいコーティング剤になります。

この硬化しないトップコートの上に付着した汚れとトップコートをケミカルなどを使用して除去、その後新しくトップコートを塗布し直す作業が当店のメンテナンスコースになります。


トップコートは硬化した被膜(1層目、2層目)を守るイメージになります。

全てを硬化するコーティング剤でももちろんいいのですが、落としやすいコーティング剤をトップコートで使用することでメンテナンスのしやすさ、トップコートの入れ替えやすさによってオリジナルの塗装と硬化被膜を綺麗な状態で維持しやすくなります。


このように、ただコーティング剤を3層塗ってます。ではなく、1つ1つの被膜に意味がございます。


プロコースでは、プレミアムコースとは違う硬化系のセラミックコーティング剤を使用しておりますが、イメージとしてはプレミアムコースの2層目と3層目のような2層コーティングになります。


新車限定コースやスタンダードコースでは非硬化のコーティング剤を2種(2層)採用しております。

硬化系と比較すると被膜の強度は劣りますが、艶感、撥水、防汚性能は高く、塗装を保護します。

1層目には艶感の強いコーティング剤を使用しており、2層目には全コース共通のトップコートを使用しております。

トップコートでオリジナル塗装と1層目の被膜を守る。

これは非硬化のコーティングを使用している新車限定コース、スタンダードコースでも同じになります。

こちらも当店で使用しているケミカルで除去することができ、メンテナンスのしやすさもバッチリになります。


当店に限らず、どの様なコーティングをしても汚れや傷は付着します。

そのアフターメンテナンスまで考えた上で当店は2層、3層を採用しております。